生分解フィルム(グリーンプラ)・バイオマスプラスチック

生分解性フィルム・バイオマスプラスチックとは

グリーンプラとバイオマスプラの2種類があります。

グリーンプラは微生物で生分解を目的としており、バイママスプラは、二酸化炭素排出を減らす事が目的の商品。

グリーンプラは微生物の働きで、分子レベルまで分解し、二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質の商品(材質)になり、国際的に規定された試験方法と、定められた基準により審査され、さらに、重金属等の含有物、分解過程(分解中間物)での安全性などの基準をクリアした製品につけられます。

バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を使う事で、化石燃料を使わず、二酸化炭素の排出を抑制する商品です。生分解される原料とされない原料があります。

バイオマスの定義は、原料として再生可能な有機資源由来の物質を含み、化学的又は生物学的に合成することにより得られる高分子材料。

■バイオニュート

リスパックが販売している生分解性プラスチック

日本有機資源協会から特別認定証

・CO2を増やさない

・石油資源の節約

・植物由来のポリ乳酸性のプラスチック

■バイオレフィン

福助工業が販売する、バイオマスフィルム

バイオマスプラスチックとポリエチレンを独自技術によりブレンドすることで出来上がった製品です。限りある石油資源の節約、二酸化炭素の排出抑制に貢献しつつ、バイオマスプラスチックのデメリットである「強度不足」、「高コスト」の問題にも配慮した製品

■グリーンOPP

株式会社精工が販売する、バイオマスフィルム

植物由来(サトウキビ)の原料を使用した環境配慮型フィルムです。さらにフィルムの薄肉化によりCO₂削減にも貢献します。

■マタービー

ノバモント社の製品で、日本では株式会社GSIクレオスが販売している生分解フィルム。

トウモロコシ由来のでんぷんと化学合成ポリマーから作られたフィルム

■ビオノーレ®

昭和電工株式会社の製品

■ラクティー

島津製作所で開発、現在はトヨタ自動車に営業譲渡、ポリ乳酸

■レイシア

三井化学、ポリ乳酸

■ルナーレse

日本触媒株式会社

■テラマック

ユニチカ、植物由来の糖から作られるポリ乳酸を原料としたバイオマス素材

■バイオプラーナ®

東洋紡が販売する、バイオマス原料のフィルム

・二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)、PET素材あり

■BIOMUP

三菱ガス化学の製品で、持続的に利用できる植物由来原料を使用したバイオマスプラスチック

■バイオ パール(R)

日生化学が販売する生分解フィルム

・バイオマス・プラスチックにPLA(ポリ乳酸)を加えたバイオマス・プラスチックフィルム。(生分解タイプあり)

・光沢があり、PEライクな風合い

・ヒートシール強度に優れている

■NatureFlex®

フタムラ化学が開発した包装用フィルム

・バイオマスフィルムは再生可能な資源(管理された森林からの木材パルプ)から作られ、インダストリアルコンポスト(産業堆肥化)の基準となるヨーロッパ(EN13432)とアメリカ(ASTMD6400)の認証を受けています。

■BioPBS™(バイオPBS)

三菱ケミカルが販売する生分解性樹脂

ポリブチレンサクシネート(PBS)は、自然界の土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解される生分解性プラスチックです。PBSは、一般的な生分解性樹脂の中では高い耐熱性を持ち、繊維などとの相溶性も高いという特徴を有しています。

■カネカ生分解性ポリマーPHBH™

カネカが販売する生分解性樹脂

植物油などのバイオマスを原料とし、微生物発酵プロセスによって生産されるポリマーです。

■エコローム®

大倉工業が販売している生分解性マルチフィルム

・微生物の働きにより分解され、最終的には水と二酸化炭素になる

■カエルーチ

三菱ケミカルアグリドリームが販売するマルチフィルム

・土中の微生物と加水分解により水と炭酸ガスに分解されるフィルム